変形性膝関節症はどんな人に多い?
発症しやすい方の特徴や治療法を解説|整体院導(みちびき)ブログ
変形性膝関節症はどんな人に多い?
発症しやすい方の特徴や治療法を解説
公開日:2024年12月11日

変形性膝関節症は、年齢を重ねるごとに増加する悩みのひとつです。
膝の痛みや動きづらさを感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、変形性膝関節症がどんな人に多く、どのような特徴があるのか、そして予防や治療法について詳しく解説します。
1.変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、膝の関節軟骨がすり減り、骨同士が直接接触することで痛みや腫れが生じる疾患です。
軟骨が徐々に消耗することで、関節の動きがスムーズでなくなり、やがて日常生活に支障をきたします。特に中高年に多く見られるこの症状は、放置すると症状が進行しやすいため、早期のケアが大切です。
2. 変形性膝関節症はどんな人に多いのか?
変形性膝関節症は、膝にかかる負担や加齢による変化が主な原因となり、特定の条件に該当する人で発症しやすい傾向があります。ここではその代表的な特徴を解説します。
2.1. 高齢の方
変形性膝関節症は加齢とともに発症リスクが高まります。
年齢を重ねることで関節の軟骨は自然に摩耗しやすくなり、再生能力も低下します。
変形性膝関節症の有病率は60歳以上の方に多く見られる傾向があります。
関節を支える筋肉も加齢により弱くなるため、膝への負担が直接影響しやすくなります。
2.2. 女性の方
女性は男性に比べて変形性膝関節症を発症する割合が高いとされています。
これは、ホルモンの変化が関係していると考えられます。
例えば、閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、軟骨を守る役割が低下し、関節が損傷しやすくなります。
さらに、女性は男性に比べて筋力が弱いため、膝への負担が大きくなりやすいことも影響しています。
2.3. 膝への負担が強い方
長時間の立ち仕事や重い物を持ち運ぶ作業を日常的に行う方は、膝への負担が大きく、変形性膝関節症のリスクが高くなります。
特に、階段の昇降やしゃがむ動作が頻繁に必要な仕事をしている人は注意が必要です。
膝への負担が長期間続くと軟骨の摩耗が進みます。
2.4. 肥満の方
体重が膝にかかる負担を直接増加させるため、肥満は大きなリスク要因の一つです。
例えば、体重が1kg増えると膝にかかる負担は約3~4kg増加するとされています。
これにより、軟骨がすり減る速度が速くなり、変形性膝関節症の発症率が高まります。
適切な体重管理は膝の健康を守る上で重要です。
2.5. 過去のケガ(外傷)・疾患・感染
過去に膝のケガをしたことがある方もリスクが高まります。
靭帯損傷や半月板の損傷は膝関節の安定性を損ない、その後の変形性膝関節症につながることがあります。
また、関節リウマチや細菌感染による関節炎を経験した人も、関節が弱くなりやすいため注意が必要です。
2.6. 運動不足の方
運動不足も変形性膝関節症の原因になります。
運動をしないと膝周りの筋肉が衰え、関節を十分に支えられなくなるためです。
また、血流が悪くなることで、軟骨に必要な栄養が届きにくくなり、結果として膝の軟骨が劣化しやすくなります。
適度な運動を習慣化することが予防に効果的です。
3. 変形性膝関節症の原因とは?
変形性膝関節症の主な原因として、加齢や生活習慣が挙げられます。
加齢により軟骨の水分量や弾力性が低下し、すり減りやすくなることが大きな要因であり、60歳以上の方に膝の変形が見られる傾向があります。
また、肥満による膝関節への過剰な負担も重要な原因です。
さらに、過去の膝のケガやスポーツでの酷使もリスクを高める要因です。
膝を負傷した経験がある場合、その部位の軟骨が損傷しやすくなり、変形性膝関節症に繋がるケースが多いとされています。
筋力の低下や姿勢の歪みもまた関与しており、膝関節を支える筋肉が弱くなると負担が増え、X脚やO脚などの異常が変形性膝関節症の進行を助長します。
その他、家族歴や遺伝的要因も一部関連しており、軟骨の構造や代謝特性が遺伝する可能性があります。
4. 変形性膝関節症の症状チェック
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで痛みや関節の変形を引き起こす病気です。
進行度によって症状が異なり、適切な治療を受けることで悪化を防ぐことが可能です。
ここでは、初期・中期・末期の症状を詳しく解説します。
4.1. 初期症状
・膝を動かすときの違和感
・運動後の膝の痛み
・朝起きたときのこわばり
・腫れや軽いむくみ
4.2. 中期症状
・膝の痛みの頻度増加
・関節の動きの制限
・歩行時の痛み
・膝の腫れが目立つ
・関節音の発生
4.3. 末期症状
・安静時でも強い痛み
・膝関節の変形
・歩行困難
・膝の硬直
・筋力低下
5. 変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症は膝関節の軟骨が摩耗することで痛みや腫れを引き起こし、日常生活に支障をきたします。
しかし、生活習慣やセルフケアを改善することで、予防や進行を遅らせることが可能です。
ここでは変形性膝関節症に効果的な予防法をご紹介します。
5.1. 歩き方の改善
変形性膝関節症を予防するためには、膝関節に余分な負荷をかけない正しい歩き方を習得することが重要です。
不適切な歩行は膝の軟骨をすり減らし、関節痛や変形を進行させる原因となることがあります。
歩く際は、かかとから地面に接触し、つま先へとスムーズに体重を移動させることを意識すると良いでしょう。
また、背筋をまっすぐ伸ばし、頭を前に突き出さない自然な姿勢を保つことが、膝への負担を軽減します。
さらに、ウォーキング中の靴を自分の足にぴったり合ったものに変えていくことで、膝への負担を減らし、快適に歩くことが可能です。
これらのポイントを実践することで、膝周辺の筋力が強化され、軟骨の健康を守る効果が期待できます。ウォーキング中に違和感や痛みを感じた場合は無理をせず、専門医に相談してください。
5.2. 適切な体重を維持する
膝関節にかかる負担を減らすためには、適切な体重を維持することが非常に重要です。
体重が増えると膝にかかる圧力も増大し、関節軟骨のすり減りを早める原因となります。
このため、適切な体重管理は変形性膝関節症の予防だけでなく、進行を抑える効果も期待できます。
健康的な体重を維持するには、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
具体的には、野菜やタンパク質を積極的に摂取し、糖質や脂質の過剰摂取を避けることが推奨されます。また、水中ウォーキングやヨガなどの膝に負担の少ない運動を取り入れることで、無理なく体重をコントロールできます。
5.3. 膝関節への負荷を軽減
膝関節への負担を軽減するためには、日常生活の中で膝にかかる圧力を減らす工夫をすることが大切です。
例えば、クッション性の高い靴や専用のインソールを使用すると、歩行時の衝撃を吸収し、膝への負荷を和らげることができます。
また、階段の上り下りは膝に大きなストレスを与えるため、可能な限りエレベーターやエスカレーターを活用するのがおすすめです。
さらに、正しい座り方も膝への負荷軽減に役立ちます。
脚を組むことや長時間不自然な姿勢で座ることを避け、膝を自然な角度に保つよう心がけましょう。
これらの取り組みにより、膝関節の健康を維持し、変形性膝関節症のリスクを抑えることができます。
5.4. 運動を習慣にする
適度な運動を習慣化することは、変形性膝関節症の予防において非常に効果的です。
運動を通じて膝関節を支える筋肉を強化することで、膝にかかる負担を軽減できます。
特にウォーキングや水中運動は膝への衝撃が少なく、安全に取り組むことができます。
また、整体や軽い筋力トレーニングを日常に取り入れることで、柔軟性を保ち、関節の可動域を広げる効果が期待できます。
週に3~5回の適度な運動を行う人は、膝関節症の発症リスクを抑えられます。無理のない範囲で継続することが大切です。
5.4. 禁酒や禁煙
禁酒や禁煙も膝関節の健康を守るためには重要なポイントです。
過度の飲酒は体重増加につながり、膝関節への負荷を増大させる可能性があります。
また、喫煙は血行不良を引き起こし、膝関節の軟骨や周辺組織への栄養供給を妨げることがあります。
これにより、関節の回復力が低下し、変形性膝関節症の進行を早めるリスクがあります。
禁酒や禁煙を実践することで、膝だけでなく全身の健康改善につながります。
5.6. バランスの良い食事
膝関節の健康を保つためには、日々の食事内容を見直し、栄養バランスを整えることが大切です。
特に、軟骨の再生や修復に必要なコラーゲンを含む食品(鶏肉や魚介類)、カルシウムを豊富に含む食品(乳製品や小魚)、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸を含む食品(青魚やナッツ類)を積極的に摂ると良いでしょう。
また、ビタミンDやビタミンCも軟骨や骨の健康をサポートするため、緑黄色野菜や果物を日常的に取り入れることをおすすめします。
偏った食事は関節の健康を損ねる要因になるため、バランスを意識することが重要です。
6. 変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで発症し、痛みや関節の硬さ、可動域の制限を引き起こす疾患です。
治療法は症状の進行具合や患者の状況に応じて異なります。以下では、変形性膝関節症に効果的な治療法について詳しく解説します。
6.1. 整体院での治療
整体院では、膝関節の構造や筋肉の状態を詳細に評価し、患者様一人ひとりに適した施術を提供します。
変形性膝関節症の治療では、膝周辺の筋肉をほぐしたり、関節の位置を調整することで、負担を軽減し、痛みの改善に繋がります。
特に、骨盤や背骨の歪みを整えることで、全身のバランスが改善され、膝への負荷が改善することが期待できます。
また、整体院の施術では、痛みを抑えつつ機能を回復させることを目標に、安全かつ丁寧な治療が行われます。
施術に加え、日常生活での注意点や自宅で行えるケアのアドバイスも行います。
6.2. 運動で症状を緩和する・理学療法
適切な運動は、膝関節の機能回復に役立ちます。
特に理学療法では、膝を支える筋肉を強化し、関節の可動域を広げるためのトレーニングが行われます。変形性膝関節症の症状が進行すると、関節周辺の筋肉が硬直し、痛みが悪化することがありますが、運動療法によってこれを軽減できます。
ただし運動療法には即効性がなく、効果を実感するまでに時間がかかるため、患者様が途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
6.3. お薬による治療・薬物療法
薬物療法は、膝の炎症や痛みを緩和するための治療方法として広く用いられています。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。
また、軟骨の保護や再生を促進するためのヒアルロン酸注射が使用される場合もあります。
ただし、これらは根本的な治療というより、症状を緩和するための対処療法としての位置づけです。
薬物療法の長期的な使用にはデメリットも存在します。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、長期間服用すると胃腸障害や腎機能の低下を引き起こす可能性があります。
また、ヒアルロン酸注射は局所的な痛みの軽減には有効ですが、根本的な軟骨の修復は期待できず、効果が一時的であることが多いです。さらに、薬物療法は症状の進行を抑えることができない場合があり、最終的に外科的な治療が必要になることもあります。
そのため、薬に頼りすぎることなく、適切な運動や整体と併用することが推奨されます。
6.4. 外科手術
症状が進行し、他の治療法で十分な改善が見られない場合、外科手術が選択されることがあります。
関節鏡手術や人工膝関節置換術などが代表的な方法です。
人工関節置換術は、変形が進んだ膝関節を人工関節に置き換えることで、痛みを取り除き、機能を回復させる手術です。
しかし、手術にはリハビリが必要であり、感染症や血栓症といった合併症のリスクも伴います。
そのため、できるだけ早期に整体治療を取り入れ、手術を回避できる状態を目指すことが重要です。
7. 整体院導の変形性膝関節症の改善方法
藤枝市の「整体院導」では、問診・検査、施術、セルフケア指導で変形性膝関節症改善を進めます。
変形性膝関節症を改善するには、腰や股関節だけを診るのではなく、検査で原因を特定し、どのようなオーダーメイド施術を行うべきか決めていくことが大切です。
変形性膝関節症の場合も、単に腰や股関節の問題だけではなく、その先には足首の硬さや足の指の機能低下が隠れていることがあります。
当院の施術は、症状のある患部だけを診るのではなく、症状から遠い場所にある原因まで検査で特定する点が特徴です。
そして、検査で原因が把握できたら、原因部分を中心にアプローチを行います。
本当に施術が必要な箇所に施術を行い、効率的なアプローチができるからこそ、お客様も短期間で確かな効果を実感できるはずです。
変形性膝関節症を根本改善できる整体院をお探しなら、藤枝市の「整体院導」の筋膜リリースと背骨矯正施術をご体験ください。
藤枝駅で変形性膝関節症の改善/土日祝営業
整体院導(みちびき)で改善したお客様の声

どこに行っても改善しなかった膝の痛みが良くなりました
実際に施術を受けてみて、立っているだけや座っているだけでも感じていた痛みがなくなり、本当に嬉しく思っています。痛みが取れるだけで、日常生活の快適さが大きく変わりました。
同じような症状で悩んでいる方には、「迷っているなら、一度診てもらってください」とお伝えしたいです。痛みを抱えたまま過ごすより、一歩踏み出すことで改善への道が開けるはずです。
※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

変形性膝関節症に悩んでいましたが、30分もウォーキング出来るようになりました
膝の痛みで歩くのが大変になり、変形性膝関節症に悩んでいました。そんな中、チラシを見て試しに行ってみようと思い、導さんを選びました。他の整体院とは違い、痛い部分を揉むだけでなく、その原因となる根本を見つけて施術してくれる点に大きな違いを感じました。
施術を受けた結果、以前は難しかったウォーキングが30分もできるようになり、大きな変化を実感しています。先生から教わった体操などのセルフケアを続けることで、さらに改善できると感じています。
同じような症状でお悩みの方には、「先生が教えてくれるセルフケアを取り入れれば、症状が良くなっていきます」とお伝えしたいです。勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。
藤枝駅で変形性膝関節症改善/土日祝営業
整体院導(みちびき)の5つの特徴

1.常に最新の整体技術を取り入れている

当院の院長は、休日も施術の勉強をするほどの施術好きです。 毎日様々な文献から情報を得て、最新の整体技術を取り入れています。 お客様の症状を一日でも早く改善するために、より良い施術ができるように取り組んでいます。 実際に、手術が必要とまで言われた変形性股関節症やヘルニアの方が、当院の施術で改善したケースも数多くあります。 最新理論に基づいた施術を行えることが「整体院導」の強みです。
2.一人ひとりに合ったセルフケアをサポート

施術は院長が行いますが、施術だけで改善することは できません。 身体に痛みが出ているのは、背骨の歪みや筋膜の動きが悪くなっている証拠です。 施術で一時的に改善できても、背骨の歪みや筋膜の動きの悪さは日常生活のクセによって元に戻ってしまいます。 より短期間で改善するためにお客様の状態にぴったり合ったセルフケアも大切です。 当院では、100種類以上のセルフケアからお客様に合ったものをお伝えします。
3.アフターケアも充実

当院ではお客様一人ひとりに、5分程度でできるセルフケアの指導を行っています。 しかし、自宅で記憶を頼りにセルフケアをするのは難しく、多くの方が挫折しやすいというデメリットもありました。 院内でだけでなく自宅でできるセルフケアも お伝えいたします。 施術後のセルフケアまで含めたサポートを行えるのが、「整体院導」の強みの1つです。
4.土日祝日も夜20時まで営業

当院は土日、祝日も朝9時から夜20時まで営業しています。 平日の仕事帰りに立ち寄っていただくほか、休日のすき間時間に受診することもできます。 毎日仕事や家事で忙しい方でも、空いた時間に施術を受けやすいのが当院の強みです。 他院に受診する時間が作れない方は、「整体院導」をぜひご活用ください。
5.完全予約制で待ち時間ゼロ

当院はお客様の待ち時間をゼロにするため、完全予約制で対応しています。 施術には1人あたり30分~40分も必要ですから、みなさまのお時間を無駄にしないためです。 また、施術はリラックス出来る落ち着いた空間で行っており、周囲の人目を気にすることもありません。 「整体院導」はリラックスできる時間と空間を提供し、みなさまが施術に集中できるように配慮してまいります。
変形性膝関節症の施術の流れ






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整体院 導 みちびき
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080-4541-9950
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火・水・金・土・日 9:00〜20:00
定休日:月・木

執筆者:石川 凱|Gai Ishikawa
経歴
柔道整復師/国際マッケンジー協会認定セラピスト
初めまして!整体院導院長の石川凱(イシカワ ガイ)と申します。 当院が掲げる目標はたった一つです。それは… どこの整体に行っても改善しなかった症状や、病院で手術しかないと宣告された症状を、改善へ導くことです。 流れ作業のようにとりあえず痛い場所をマッサージする、効いてるか分からない電気をつける… そんな施術はもうやめにしませんか?