
「先生は何か国家資格を持ってらっしゃるの?」
患者様からたまに頂く質問の1つです。
僕自身は≪柔道整復師免許≫という国家資格を取得しております。
ですが、果たして本当に国家資格があれば絶対に安心してもいいのでしょうか?
今回は、そのようなお話をテーマに僕の個人的な考えを皆さんにお伝えしていきますね。
そもそも国家資格とは…
そもそも国家資格の有無で判断が出来るのは『人の身体に携わるうえで最低限の解剖学や生理学などの知識を有しているかどうか』になります。つまり、国家試験に合格し国家資格を取得したからと言って、その時点から患者さんの健康を守れるというわけではありません。
例えば、運転免許を取得してもすぐに運転が上手くなるわけではないですよね?
それと同じで国家資格を取得した後も、自ら知識・技術を研鑽し続けなければ、本当の意味で患者さんの健康を守ることは出来ないと考えています。
無資格は危険なのか?
よく「無資格は不安」「無資格は危ない」と言った声を耳にすることがあります。ですが、日本国内で法制化されていないだけで、世界的に認められている資格もあります(例:ドクター・オブ・カイロプラクティックなど)
そのため、国家資格が無いからと言って危険と判断することは出来ないでしょう。
結局は施術者がこれまでどれだけ研鑽してきたかに尽きると思います。
国家資格があれば絶対安心?
さて、次に『国家資格があれば絶対に安心できるか?』についてですが…先ほど述べたものに共通しますが、結局はその先生がどれだけ研鑽しているかが重要です。
国家資格を取得しても、その後に時間を割いてセミナーに参加するなど研鑽を怠っている先生なら安心は出来ません。
これらを患者さんが判別するのは非常に難しいですが、我々セラピストは患者さんが安心・安全に施術を受けられるよう、そして期待に応えられるよう常日頃から自らの研鑽を怠ってはいけないと考えています。
まとめ
どんな資格にも言えることですが、大切なのは『資格を取る事』ではなく『資格を取った後どうするか?』になります。これを読んでいる患者さんが良いセラピストに出会えることを願っています。