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藤枝市で電気治療を続けても慢性腰痛が良くならない理由――医学的根拠からわかること
2025年11月25日
腰痛「整形で電気をあててもらっているのに、結局また痛くなる…」――藤枝市・藤枝駅周辺でも、こんな声を本当によく伺います。結論から言えば、電気治療(TENSなど)だけで慢性腰痛が“根本的に”良くなる人は多くありません。それはあなたのせいではなく、慢性腰痛の仕組みと電気治療の特性が噛み合っていないから。ここでは、専門用語をかみ砕きながら、最新ガイドラインや総説を踏まえて分かりやすく解説します。
電気治療とは何をしているのか――“痛みの信号”を一時的に弱める技術
一般的に「電気」と呼ばれる治療には、TENS(経皮的電気刺激)などが含まれます。皮膚から弱い電流を流し、脳に届く痛み信号を一時的に弱めることで「楽に感じる」ことを狙います。
ただし、これはあくまで“症状(痛み)側”へのアプローチ。痛みを生みやすくしている日常の負担(立ち上がり方・最初の一歩・座り方・靴など)に手が届きにくいのが弱点です。
慢性腰痛の正体――“壊れた部位”だけの問題ではない
急性のぎっくり腰と違い、慢性腰痛では神経の過敏(過剰に痛みを感じやすい状態)や、体の使い方の偏り、睡眠・栄養・ストレスなど複数要因が絡み合います。
画像で見える“変化”(椎間板の変性など)と痛みの強さは、必ずしも一致しません。そのため痛み信号だけを弱める電気治療では、戻りやすさを断ち切れないことが多いのです。
主要ガイドラインの見解――慢性腰痛に対する「電気治療の位置づけ」
- NICEガイドライン(英国):腰痛と坐骨神経痛の管理において、TENSなどの電気刺激を routine に提供することは推奨されません(更新版でも同様の立場)。
出典:NICE Guideline NG59 - 米国内科学会(ACP)ガイドライン:慢性腰痛では、運動・認知行動アプローチ・徒手療法などの非薬物的手段を優先し、受け身の物理療法のみの継続には慎重。
出典:Qaseem A, et al. Ann Intern Med. 2017. 推奨声明 - 各種総説・システマティックレビュー:TENSを含む電気療法は短期的な鎮痛の可能性はあるが、中長期の機能改善・再発予防エビデンスは限定的とする報告が多数。
要するに、“電気はゼロではないが、主役ではない”というのが国際的な共通認識です。
なぜ効きづらいのか――よくある3つの壁
1. 一時的な鎮痛と、日常の負担の断絶
電気で痛みが軽くなっても、立ち上がり・一歩目・方向転換などの動作パターンが変わらなければ、同じ場所に再び負担がかかります。
2. 足元(靴)が合っていない
カウンター(かかと芯)・甲の固定・屈曲位置が合わない靴は、歩くたびに骨盤・背骨へ余計なねじれを生み、痛みの再燃につながります。
3. 生活要因(睡眠・栄養・不安)の見落とし
睡眠不足や偏った食事、痛みに対する強い不安は、神経の過敏を助長します。電気だけではここに届きません。
やってはいけない勘違い・NG行動
- 痛いほど強い刺激が“効く”:強い刺激は防御反応を招き、筋のこわばりや過敏を悪化させることがあります。
- 電気さえ続ければ治る:動作・足元・生活が変わらなければ戻りやすいまま。
- 長時間の安静:慢性期はこまめに動く方が予後は良い傾向。
- “無難”と信じて続ける水中ウォーキングや自転車:陸上の歩行周期と異なり、陸上での負荷の通り道(荷重の乗せ替え)を再獲得しづらいことがあります。一律に推奨しません。
- 静的ストレッチを延々と:その場は楽でも動作の通り道が変わらなければ戻ります。
整体院 導の立ち位置――“戻りにくい腰”を作る4本柱
1. 構造から整える
骨盤・背骨・股関節の通り道(スムーズに動く道)を回復。強く押すか否かではなく、どの部位を・どの方向へ整えるかに焦点。
2. 栄養で回復を後押し
たんぱく質・発酵食品・良質な脂の取り方、甘い飲料や揚げ菓子のコントロールなど、現実的に続けられる食事へ。京都大学で学んだ栄養学の知見を土台にします。
3. 靴×インソール――足の精密測定と完全フィッティング
足長・足幅・足囲・かかと幅・甲の高さ・アーチまで計測し、カウンター・甲の固定・屈曲位置が合う靴を具体名で提案。歩行の安定が出るまで調整を伴走します。
4. Power Plateで安全に“支える力”を育てる
高齢の方でも取り組める振動刺激によって、立位の安定と荷重の乗せ替えを練習。無理な負荷はかけません。
ミニ物語:藤枝市・60代男性「朝イチの一歩でズキッ」
整形で電気を続けるも戻りが早い。導では、最初の一歩・立ち上がりを動画で確認し、骨盤の通り道を回復。カウンターがしっかりした紐靴+インソールに変更。睡眠・食事も現実ラインで調整。
3〜6か月かけて「朝の一歩の痛みが小さく」「買い物での休憩回数が減少」。※個人差があります。医療が必要な時は医療機関を優先してください。
まずはここをチェック――受診のサイン
発熱を伴う強い痛み、排尿・排便障害、急な両足の脱力・広範なしびれ、がん治療中・強い外傷後などは速やかに整形外科へ。
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参考・出典
- NICE Guideline NG59: Low back pain and sciatica in over 16s(腰痛・坐骨神経痛の評価と管理)。https://www.nice.org.uk/guidance/ng59
- Qaseem A, et al. Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain. Ann Intern Med. 2017. 推奨声明(ACP)
- 国際的総説(TENS/物理療法に関するレビュー多数):短期鎮痛の可能性はあるが中長期の機能改善エビデンスは限定的。
執筆・監修/最終更新
- 執筆・監修:整体院 導 代表・石川(柔道整復師〈国家資格〉/全国の施術家に技術講師/YouTube登録者3万人超)
- 免責:本記事は一般情報の提供を目的としており、診断・治療は医療機関で実施されます。記載の施術は医療行為ではありません。
- 最終更新:2025-11-25