ホーム > 症状別メニュー > 椎間板ヘルニア

注目 !
このような症状で
お悩み
ではありませんか?
長時間座っていると腰やお尻が痛くなり、足がしびれてくる
朝起きたときに腰が痛くて、前かがみになるのがつらい
お尻から太もも、ふくらはぎにかけてビリビリとした痛みを感じることがある
咳やくしゃみをすると腰に響くような鋭い痛みが走る
腰を曲げたり重い物を持ち上げたりすると、脚に痛みが放散する(広がる)
立っているとまだ楽だが、椅子に座ると腰の痛みや脚のしびれが悪化する
一方の足に力が入りにくく、つま先立ちやかかと歩きがしづらい
足先の感覚が鈍く、冷たく感じることがある
最近、片方のふくらはぎが細くなってきた気がする
病院で「椎間板ヘルニア」と診断されたが、薬を飲んでも良くならない
上記のような症状に心当たりがある方は、
椎間板ヘルニアの可能性があります。実はこの疾患、30〜50代の男性を中心に年間人口の約5%が発症すると言われており、非常に身近な存在です。
『いずれ治るだろう』と放置してしまうと、
しびれや筋力低下が進行する恐れもあります。
本記事では、椎間板ヘルニアの代表的な症状やタイプ別の原因、
手術に頼らず改善を目指すポイントについて、わかりやすく解説していきます。腰痛の原因としてよく知られるヘルニアですが、実際にどんな症状が出るのか、なぜ起こるのかをご存じでしょうか? 以下で詳しくご紹介します。%の人が経験するといわれています。だからこそ「仕方ない」とあきらめずに、まずは腰痛の症状や原因について正しく知りましょう。ここでは、代表的な腰痛の症状から種類、そして他で良くならない本当の理由と原因について詳しく解説します。
どのような症状なのか

椎間板ヘルニアとは、背骨を構成する骨(椎骨)の間にある椎間板というクッションが飛び出してしまい、神経を圧迫する状態を指します。私たちの背骨(脊柱)は頚椎・胸椎・腰椎からなり、その椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨のクッションがあります。椎間板は外側を「繊維輪」という丈夫な軟骨組織が囲み、中にゼリー状の「髄核」という柔らかい物質が入った構造をしています。何らかの原因で椎間板の繊維輪に亀裂が入り、中の髄核が飛び出すと(脱出すると表現します)、飛び出した部分が近くを通る神経を圧迫します。この状態が椎間板ヘルニアです。「ヘルニア」とは本来「飛び出す」という意味の言葉で、椎間板ヘルニアの場合は椎間板の中身が飛び出した状態を意味しています。
椎間板ヘルニアは背骨のどの部分でも起こりえますが、特に体重がかかりやすく可動域の大きい腰椎(腰の部分)で発生することが多く、これを腰椎椎間板ヘルニアと呼びます。また首の骨である頚椎で起これば頚椎椎間板ヘルニアと呼ばれます。腰椎で起こるヘルニアでは腰から足にかけての症状が現れ、頚椎で起これば首から腕にかけて痛みやしびれが出ることがあります。椎間板ヘルニアになると、飛び出した椎間板が神経を刺激するため、腰や足に様々な神経症状があらわれます。代表的な症状としては腰痛に加えて、足への放散痛(後述)やしびれ、筋力低下などが挙げられます。以下で主な症状を詳しく見てみましょう。
症状① 腰や足にしびれや放散痛がある
椎間板ヘルニアでよく見られるのが、腰からお尻、足にかけてのしびれや鋭い痛みです。特に腰椎椎間板ヘルニアでは、飛び出した椎間板が腰の神経根(神経の束の根元)を圧迫するため、脚へ電気が走るような痛みやしびれが放散します。例えば、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが広がる場合、坐骨神経という太い神経の経路に沿った症状が出ていると考えられます。これを一般的に坐骨神経痛と呼ぶこともあります。
放散痛とは、痛みの原因箇所から離れた場所に痛みが伝わって感じられる痛みのことです。椎間板ヘルニアの場合、腰の神経が圧迫されることで、その神経が支配している離れた部位(脚や足先など)に痛みやしびれが生じます。痛みの程度は人によって様々ですが、鋭く強い痛みで歩行が困難になるケースもあれば、じわじわとしたしびれ感が続く程度のケースもあります。いずれにせよ、腰から離れた足の先まで症状が出る場合は椎間板ヘルニアによる神経症状の可能性が高いです。
症状② 動作や姿勢によって痛みが増減する
椎間板ヘルニアの痛みは、姿勢や動作によって強くなったり和らいだりする特徴があります。たとえば、長時間座り続けたり前かがみの姿勢をとったりすると腰に負担がかかり、ヘルニアの症状が悪化しやすくなります。椎間板は前かがみになる(腰を曲げる)姿勢で圧力が高まるため、飛び出した椎間板がさらに神経を圧迫しやすくなるからです。そのため椅子に座っていると痛みやしびれが強まり、立ち上がって歩くと多少楽になるという方もいます(逆に、症状や個人差によっては長時間立っているとつらい場合もあります)。
また、くしゃみや咳などお腹にグッと力が入る動作で、一瞬腰や足に痛みが走ることがあります。これは腹圧が急激に上がった影響で椎間板内の圧力も上昇し、一時的に神経への圧迫が強くなるためです。急に体をひねったり、中腰で重い物を持ち上げたりした際にピキッと鋭い痛みが出るのも同様で、不用意な動作でヘルニア部分を刺激してしまうのです。一方で、横になって安静にすると痛みが和らぐことが多いのも特徴です。寝ている姿勢では椎間板への圧力が減り、神経の圧迫が軽くなるためです。このように椎間板ヘルニアの症状は動きや姿勢によって増減するため、日常生活の動作で痛み方が変わるのも見分けるポイントと言えます。
症状③ 下肢の筋力低下・冷感・筋萎縮なども現れる
椎間板ヘルニアが重度になると、脚の筋力低下や感覚異常といった症状が出る場合があります。神経の圧迫が強く長引くと、その神経が司る筋肉にうまく力が入らなくなったり、感覚が鈍くなったりするためです。例えば、足首を上げる筋力が低下するとつま先を持ち上げて歩くこと(足首の背屈)が難しくなることがあります(いわゆる足が垂れ下がってしまう「足滴(そくてき)/フットドロップ」の状態)。また、ふくらはぎの筋力が落ちるとつま先立ちができない、太ももの筋力低下で階段の上り下りがつらいといった症状が出ることもあります。
感覚の面では、神経の圧迫によって足先が冷たく感じたり、皮膚に触れても鈍いような感覚異常が起こることがあります。さらに、長期間神経圧迫が続くと、その神経が支配する筋肉がやせ細ってくる(筋萎縮)場合もあります。例えば、片方のふくらはぎの太さがもう一方に比べて明らかに細くなるといった変化が見られることがあります。筋力低下や筋萎縮といった症状は、神経へのダメージが強いサインでもあります。このような症状が現れた場合は、早めに専門医に相談し適切な対処をすることが重要です。
一口に椎間板ヘルニアと言っても、症状の現れ方や経過には様々なパターンがあります。ここでは、椎間板ヘルニアの種類や特徴について押さえておきましょう。
急性と慢性の違い
急性の椎間板ヘルニアとは、ある日突然に発症したタイプのヘルニアを指します。例えば「重い荷物を持ち上げた瞬間に腰に激痛が走り、その後足がしびれ始めた」といったケースは急性発症の典型です。急性期には椎間板が破れて飛び出した直後で、周囲の炎症反応も強いため、激しい腰痛や足の痛みが起こりやすくなります。動けなくなるほどの強い痛みで救急受診する人もいるほどです。ただし急性のヘルニアでも、適切な安静や治療によって数週間〜数ヶ月で症状が落ち着くことも少なくありません。飛び出した椎間板の髄核が体に吸収されたり、炎症が治まったりすることで神経への圧迫が軽減し、痛みが和らぐためです。
一方、慢性の椎間板ヘルニアは、長期間にわたって症状が持続したり、繰り返し発症したりしている状態を指します。急性ほどの激痛ではないものの慢性的な腰の鈍い痛みや足のしびれが続き、なかなか完治しないケースです。慢性の場合、椎間板そのものが加齢や長年の負担で変性して潤いを失い、つぶれた状態になっていることがあります(椎間板の変性による高さの減少など)。このような状態だと、常に神経への軽い圧迫が残り、症状がぶり返しやすくなります。また急性のヘルニアを経験した後、痛み自体は引いても腰に違和感が残ったり再発を繰り返したりする場合も慢性化と言えるでしょう。
急性期の椎間板ヘルニアでは痛みが強いため安静や痛み止めによる炎症コントロールが重視されますが、慢性期ではリハビリや姿勢改善など根本的な対策が重要になります。このように、急性と慢性では症状の出方や対処法にも違いがあります。
放散痛とはなにか?
放散痛とは、痛みの元となっている場所から離れた部位に感じる痛みのことです。椎間板ヘルニアでは、飛び出した椎間板が神経根を刺激することで、その神経が通る遠く離れた部分にまで痛みが広がります。例えば腰の神経根が圧迫されると、お尻や太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが走ることがあります。これは痛みの信号が神経に沿って伝わり、あたかも電線に沿って電気が流れるように離れた場所まで感じるためです。
放散痛は椎間板ヘルニアの典型的な症状の一つであり、普通の筋肉痛や関節痛とは異なる特徴です。筋肉痛であれば痛む箇所はその筋肉自体に限られますが、ヘルニアによる坐骨神経痛では痛みの出所である腰から遠く離れた足先まで症状が出る点が大きな違いです。また、放散痛の感じ方は様々で、鋭い痛み(刺すような痛み)の場合もあれば、ジンジン・ビリビリと痺れるような感覚の場合もあります。いずれの場合も「痛みやしびれが帯状に広がる」「一定の線に沿って伝わる」という感覚がある場合は放散痛が疑われます。これは椎間板ヘルニア特有の症状であり、医師が診断する際にも重要なポイントとなります。
典型的な症状パターンとは?
椎間板ヘルニアによる症状にはいくつか典型的なパターンがあります。腰椎椎間板ヘルニアの場合、その多くは片側の足に症状が出るという特徴があります。具体的には、腰の痛みに加えて片方のお尻から足にかけて鋭い痛みやしびれ(坐骨神経痛)が現れます。痛みは片側の足の後ろ側(太ももの裏からふくらはぎ、足の裏や甲)にかけて強く、生じた側の足に力が入りにくくなることもあります。一方の足だけつま先立ちができない、あるいはかかとで踏ん張れないといった場合、左右差が典型的で椎間板ヘルニアが疑われます。腰の痛み自体は軽いか、逆に足の痛みが強すぎて腰痛をあまり感じない場合もあります。これは神経痛の方が主症状となっているためで、腰よりも足の症状が目立つケースです。
また、症状が出る部位はヘルニアを起こした椎間板の場所によって異なることも典型的です。腰椎の下から数えて5番目(L5)と仙骨の間の椎間板がヘルニアになると、L5という神経根が圧迫され、すねの外側から足の甲(親指側)にかけてしびれや痛みが出やすくなります。腰椎4番目と5番目の間(L4/L5)がヘルニアになると、もう少し内側の太ももの前面からすねの内側に症状が出る、といった具合です(専門的には神経根ごとの支配領域があります)。これは専門的な診察で判断されますが、患者さん自身も「痛む場所が◯◯である」と伝えることで診断の手がかりになります。
なお、頚椎椎間板ヘルニアでは典型的に肩から腕、手指にかけて放散痛やしびれが出ます。首を動かすと腕に電撃が走るような痛みが出るケースもあり、これを “腕の坐骨神経痛” になぞらえて頚椎神経根症と呼ぶこともあります。いずれにせよ、椎間板ヘルニアでは圧迫される神経の場所によって症状の出方にパターンがあるのが特徴です。「腰から足にかけて」あるいは「首から腕にかけて」というように、広がりと偏りのある症状パターンが典型例と言えるでしょう。
ない本当の理由は?

整形外科や病院で椎間板ヘルニアと診断され、治療を受けているのになかなか良くならない…と悩んでいる方もいるかもしれません。実は、椎間板ヘルニアが思うように良くならない背景には、従来のアプローチの限界や見落とされがちな原因が潜んでいることがあります。
まず、一般的な治療で行われる薬物療法や注射、そして画像検査(レントゲンやMRI)中心のアプローチには限界がある点です。痛み止めや神経の炎症を抑える薬(飲み薬や湿布、座薬など)は、確かに痛みを和らげる効果があります。しかし、これらは対症療法(症状を一時的に抑える治療)に過ぎず、椎間板そのものの状態を元に戻したり、原因を取り除いたりするものではありません。硬膜外ブロック注射なども強い痛みを緩和するのに有効ですが、その効果は時間とともに薄れます。薬や注射で痛みが一時的に引いても、日常生活に戻って同じ負担をかければまた症状がぶり返してしまうことも多いのです。
また、病院ではレントゲンやMRIの画像診断によって椎間板ヘルニアの有無や程度を確認します。これは診断において非常に重要なのですが、画像上の異常所見だけに注目しすぎると本当の原因を見落とすケースがあります。というのも、椎間板の変形やヘルニアが画像で確認できても、それ自体が現在の痛みの主因でない場合もあるからです。実際、画像でヘルニアがあっても全く症状のない人も珍しくありません。逆に、強い痛みがあるのに画像では軽度のヘルニアしか映らないこともあります。痛みの感じ方には個人差があり、筋肉の緊張や炎症、姿勢のゆがみなど画像に写らない要素が痛みに影響していることも多いのです。
従来の治療では、どうしても 「椎間板ヘルニア=飛び出した椎間板が痛みの原因」という構造面 に焦点が当たりがちです。そのため、痛みの原因=飛び出した椎間板とみなし、痛み止めで炎症を抑える、注射で神経への刺激をブロックする、といった「原因部分への対処」に終始しがちです。しかし実際には、 なぜ椎間板が飛び出すことになったのか(根本原因) に目を向けることが極めて重要です。例えば、日常的に悪い姿勢を続けて腰に負担をかけていたり、身体の使い方の癖で特定の椎間板に過度なストレスがかかっていたりすると、椎間板は徐々に傷んでいきます。ところが、こうした要因はレントゲンやMRIには写りませんし、問診で詳しく聞かなければ見えてこない部分です。
つまり、椎間板ヘルニアが他で良くならない理由は、「痛みを抑えること」や「構造上の異常を見つけること」ばかりに注力して、本当の原因(生活習慣や体の使い方の問題)までアプローチできていない場合があるからです。痛みだけを抑えても原因が残っていれば再発しやすいですし、画像で異常が見つからなければ対処が遅れてしまうこともあります。大切なのは、症状を引き起こした背景まで含めて総合的に見立て、根本から改善する視点なのです。
では、椎間板ヘルニアを根本から引き起こしている本当の原因とは何なのでしょうか。実は、椎間板ヘルニアの発症には日常生活での姿勢や体の使い方、運動や負荷のかけ方、そして遺伝的・体質的な要因が複雑に関与しています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

日常姿勢・体の使い方
椎間板ヘルニアの大きな原因の一つに、日常の姿勢や体の使い方の癖があります。私たちは普段から何気なくとっている姿勢や動作によって、知らず知らずのうちに腰に負担をかけていることがあります。
例えば、デスクワークで長時間前かがみになって座る姿勢は腰椎に大きな負荷を与えます。背中を丸めた猫背の姿勢や椅子に浅く腰掛けて骨盤が後ろに倒れた姿勢(いわゆる「悪い座り方」)だと、腰椎のカーブ(生理的湾曲)が崩れ、椎間板の一部に過度な圧力がかかります。その状態が毎日積み重なれば、椎間板の繊維輪に亀裂が入りやすくなり、結果的にヘルニアを起こしやすくなります。
また、中腰での作業や重い物を持ち上げる動作の際の体の使い方も重要です。膝を使わず腰だけを曲げて物を持ち上げる癖があると、腰椎の椎間板に瞬間的に大きな圧力がかかります。正しい持ち上げ方(膝を曲げて腰を落とし、体幹を固めて持つ)をしないでいると、ある日ぽきっと限界が来て椎間板が飛び出してしまうこともあります。「重いものを持った瞬間にヘルニアになった」という人の多くは、実はそれ以前からの姿勢や体の使い方の蓄積によって椎間板が弱くなっており、最後の一押しでヘルニアを発症したに過ぎない場合が少なくありません。
さらに、普段の立ち姿や歩き方の癖も影響します。例えば、片脚に重心をかけて立つクセや足を組んで座る習慣があると、骨盤や背骨がゆがみ、特定の椎間板ばかりに負担がかかる姿勢になりがちです。こうした姿勢のゆがみは日々の積み重ねで大きくなり、結果として椎間板ヘルニアの誘因になります。
このように、日常の些細な姿勢や動作の積み重ねが椎間板への慢性的なストレスとなり、ヘルニア発症の土壌を作っているのです。椎間板ヘルニアを予防・改善するには、まず自分の日常姿勢を見直し、腰に優しい体の使い方を身につけることが重要になります。
運動や負荷のかけ方
椎間板ヘルニアは、運動や身体への負荷のかけ方とも深く関係しています。適度な運動は筋肉を鍛え血行を良くするため腰にも良いのですが、誤ったフォームでの運動や過剰な負荷は逆にヘルニアのリスクを高めます。
例えば、筋力トレーニングやスポーツで腰に負担のかかる動作を繰り返すと椎間板への圧力が蓄積します。重いバーベルを持ち上げるデッドリフトやスクワットを不適切なフォームで行ったり、急なひねり動作を伴うゴルフやテニスなどのスポーツを無理に続けたりすると、椎間板に傷がつきやすくなります。実際、若いスポーツ選手でも激しい練習の結果、椎間板ヘルニアを発症するケースがあります。準備運動不足や筋力バランスの偏りも、運動時に椎間板へ過度の負担をかける原因となります。
一方で、運動不足や筋力低下も椎間板ヘルニアの原因になりえます。腹筋や背筋など体幹の筋肉が弱いと、背骨を支える力が不足するため、その分椎間板にかかる負荷が増してしまいます。本来、適度な筋肉がクッションとなり衝撃を吸収したり姿勢を支えたりしていますが、筋力が低下すると椎間板がダイレクトにストレスを受けるのです。特に普段あまり運動しない人が急に重作業やスポーツをすると、支える筋肉が追いつかず椎間板を傷めやすいでしょう。
さらに、体重の増加(肥満)も腰への負荷を増やし、ヘルニアリスクを高めます。体重が増えると、それだけ腰椎が支える重みが増すため、椎間板にも常に高い負荷がかかります。急激に太ってしまった方や妊娠中の方が腰痛やヘルニア症状を感じやすくなるのはこのためです。
以上のように、運動や身体への負荷においては「やらなさすぎ」も「やりすぎ」も良くありません。適度な運動習慣と正しいフォーム、そして自分の筋力や柔軟性に見合った負荷で身体を使うことが、椎間板ヘルニアの予防には大切です。
遺伝・体質要因もある
椎間板ヘルニアの原因として見逃せないのが、遺伝的・体質的な要因です。人によって椎間板の強度や耐久性、そして加齢変化の進み方には差があります。家族に椎間板ヘルニアや腰痛持ちの方が多い場合、自分もなりやすい傾向が指摘されています。これは遺伝的に椎間板を構成する結合組織(コラーゲン繊維など)の質や、骨格の特徴が似ているためと考えられます。
また、加齢も椎間板ヘルニアの大きな要因です。椎間板は年齢とともに徐々に水分が失われ、弾力が減っていきます(椎間板の変性)。若い頃は柔軟で衝撃を吸収してくれた椎間板も、歳を重ねるとひび割れが入りやすく硬くもろくなってしまうのです。その結果、中高年以降になると軽い動作や今まで平気だった負荷でもヘルニアを起こしやすくなります。「特に重い物を持った覚えもないのに急にヘルニアになった」という中高年の方は、加齢による椎間板の弱化が背景にあるケースが多いです。
さらに、体質として骨格や姿勢の癖が生まれつきある場合も、ヘルニアのリスクに影響します。例えば生まれつき腰の反りが強い(反り腰)体型の方や、先天的に骨盤の角度が傾いている方などは、普通の人より椎間板に負荷がかかりやすい姿勢になりがちです。また、筋肉の付き方・柔軟性も個人差があり、硬い体質の人は筋肉が衝撃を逃がしにくく椎間板にストレスが集中することも考えられます。
喫煙などの生活習慣も体質的要因に含めておきます。喫煙は椎間板への血流を悪化させ、椎間板の老化を早めるとされています。そのためヘビースモーカーの方はヘルニアや腰痛になりやすい傾向があります。このように遺伝的要因や体質、生活習慣といった「その人固有の要因」も椎間板ヘルニアの発症に影響します。
もっとも、遺伝や加齢は自分では変えられない部分です。しかしご安心ください。日常姿勢や運動習慣などの要因と比べると、遺伝・体質だけでヘルニアになるわけではなく、多くの場合は遺伝的な要因に環境的な要因(姿勢や負荷など)が加わって発症に至ると考えられています。裏を返せば、たとえ遺伝的にややリスクがあっても日頃のケア次第でヘルニアを防ぐことは十分可能です。自分の体質を踏まえつつ、姿勢や体の使い方、運動習慣に気を配ることで椎間板ヘルニアの予防・改善につなげることができます。
整体院導の椎間板ヘルニアに対しての
アプローチ方法
① 骨盤・背骨の調整(骨格矯正)
背骨・骨盤の位置を整えることで、身体全体の歪みを改善し、椎間板ヘルニアの負担を減らします。
②筋膜リリース
椎間板ヘルニアだけでなく、痛みの原因となる筋膜を緩めて、滞った血流を回復させます。
③ 足の再教育(重心の調整)
体を支えてくれる「足」を整え、体幹の筋肉(インナーマッスル)を正しく働かせることで、再発しにくい身体へ
当院では
椎間板ヘルニア
に対して
「骨格」「筋膜」「重心」
の3方向から的確にアプローチ!
インソール療法の意義と
当院でのアプローチとは?

① 足の精密測定
足を12カ所に分けて、人の手で測定することで、誤差を限りなく抑えた測定が可能です。

② 靴の選定
測定結果を見てあなたの足に合う、靴のメーカー・モデル・サイズを全てお伝えします。

③ オーダーインソール作成
あなたの足の機能を回復させ、足元から全身を整えて、より健康で再発しないお身体へ。
「足の精密測定」 「靴の選定」 「オーダーメイドインソール作成」 の3方向から的確にアプローチ!
科学的にも実証されました!
可動域の拡大と痛みの軽減が実証された技術を採用。整体院 導では、「科学的根拠に基づいた手技」で痛みのない生活を1日でも早くお届けします。


※データ出典:「レオロテクニーク施術法の体の可動域拡大と痛み緩和に関する検証」より作成
施術直後に明確な変化が見られ、しかも安全性も確認済みです。
改善事例

前と比べて歩けるようになり、体重も10キロ落ちました!
患者様の声
- どのようなことでお悩みでしたか?
- 膝痛のため、歩きが困難でした。
- 多くの整体院の中からなぜ当院を選んで頂けましたか?
- 整形外科は何院か行きましたが、整体は初めてです。
チラシを見ていきました。
- 他店とはどのような違いがありましたか?
- 整体は初めてなので違いはわかりませんが、わがままも先生がこちらの話を良く聞いてくれます。
- 実際に施術を受けてどうなりましたか?
- 前に比べたらかなり歩けるようになりました。
食事療法もして頂いて体重も10キロ落ちました。
- 同じような症状を持っている方にメッセージをお願いします。
- 先生の話を良く聞いて、気長に、マジメに!!
続きをみる
閉じる
他院との違い
待ち時間

問診・カウンセリング

施術

効果



整体院導みちびき
MICHIBIKI Chiropractic Clinic
診療時間
月 火 水 木 金 土 日 祝
9:00~20:00
/ ● ● / ● ● ● ●
【定休日】月曜・木曜
土日祝日も20時まで営業
〒426-0041
静岡県藤枝市高柳2丁目7-32 201号室
080-4541-9950
整体院導みちびき
MICHIBIKI Chiropractic Clinic
診療時間
月 火 水 木 金 土 日 祝
9:00~20:00
/ ● ● / ● ● ● ●
【定休日】月曜・木曜
土日祝日も20時まで営業
〒426-0041
静岡県藤枝市高柳2丁目7-32 201号室
080-4541-9950