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なぜ「整形外科では良くならない」と感じる腰痛が、整体という非薬物アプローチで前進することがあるのか(藤枝市)

2026年1月9日

薬や注射を続けても腰痛がスッキリせず、「このままずっと?」と不安になっていませんか。ここでは、最新ガイドラインが推す“非薬物・多面的(からだ・こころ・生活)”の視点で、整体が果たせる役割をわかりやすく解説します。

目次

結論:痛みは「画像」だけで決まらない。だからこそ“多面的アプローチ”が効くことがある

レントゲンやMRIの所見(画像の見た目)と、感じている痛みの強さは必ずしも一致しません。世界保健機関(WHO)や各国ガイドラインは、運動・生活指導・心理社会的サポート・手技療法などを組み合わせた、非薬物の包括ケアを第一に推奨しています。薬は必要な場面で役立ちますが、長期の慢性腰痛(3か月以上)の中心は「多面的に整えること」です。これは“整体=魔法”という意味ではなく、からだの使い方・荷重の偏り・不安や回避行動・睡眠や栄養などを整えると痛みが下がるケースが相当数ある、という確かな流れを示します。①②④

整形外科と整体の役割の違いをシンプルに整理

整形外科の強み(医療)

  • 危険な病気の除外(骨折・感染・重度の神経障害など)と診断
  • 薬物治療・注射・手術などの医療介入
  • 画像検査による重症所見の確認

整体の強み(非薬物)

  • 姿勢・歩行・動作・荷重の偏り(どこに体重が乗りやすいか)を“その場で見て”整える
  • 筋・関節の協調、呼吸、足元(靴・インソール)など“日常の使い方”をチューニング
  • 不安や回避行動を減らす声かけ(心理社会面への配慮)

どちらが上・下ではありません。医療で危険を除外しつつ、日常の使い方を非薬物で整える——その分業が、長引く腰痛には理にかなっています。①②④

なぜ非薬物アプローチが推奨されるのか

1. 痛みの増幅ループを断ち切る

「痛い→怖い→動かない→こわばる→また痛い」というループができると、薬だけではループが温存されます。動作の再学習・安心して動ける設定づくり(環境・靴・荷重のかけ方など)でループを切ることが、各ガイドラインの中核です。①②④

2. “患部以外”が原因のことが多い

腰そのものより、骨盤や股関節・胸郭・足などの“連動”が崩れて腰が代わりに頑張っていることがよくあります。連動を整えると、腰の負担が自然に下がります。

3. 温熱・手技・運動の組み合わせは「小さく効く」が積み重なる

急性~亜急性の痛みでは、温熱(ホットパック等)の短期的な痛み軽減の証拠が中程度にあります。ここに動作練習を加えると前進しやすい、とする系統的レビューもあります。③⑤⑥

整体院 導の4本柱:からだの使い方を“現実的に”変える設計

1. 構造から整える(骨盤・背骨の連動設計)

骨盤や背骨の動きが“かたよる”と、特定の椎間関節・筋膜に負担が集中します。整体では、個々の評価に基づき骨盤の向き・背骨のしなり・呼吸の広がりを整え、腰だけにかかっていた負担を全身に分散します。

2. 栄養による回復基盤づくり

回復には睡眠の質・たんぱく質・微量栄養素が土台です。食の整え方は個別にお伝えします(サプリの売り込みはしません)。

3. 靴とインソール(足元から荷重を正す)

足元が不安定だと、腰が代償して痛みが長引きます。整体院 導では足の精密測定(足長・足幅・足囲を荷重/非荷重で比較、フットプリントで圧分布を確認)を行い、靴のカウンター(かかと芯)、甲の固定、屈曲位置(ボールポイント)、シャンクの硬さまで見て“メーカー・モデル・サイズ”を具体名で提案。「なんとなく合う」ではなく「歩いてもブレない」1足へ導きます。

4. パワープレートを用いた安全な立位安定づくり

高齢者でも安全に行える微小負荷の全身振動を使い、体幹と下肢の協調を高めます(過剰な高負荷は実施しません)。

よくある誤解と、整体での考え方

「画像に異常がある=痛みの原因そのもの」ではない

変性(年齢変化)は誰にでも起きます。画像所見と痛みは一致しないことが多く、“どう動くか・どこに荷重が乗るか”のほうが実際の痛みに影響します。①②

「安静第一」から「安全に動く」へ

寝てばかりだと回復が遅れます。怖さを下げる声かけ・動きやすい靴・環境づくりで「動ける」を取り戻すことが推奨されています。①②④

温める or 冷やす?

急性期〜亜急性期では温めることで短期的に痛みが軽くなる中等度の証拠があります。冷却(アイシング)は痛みの知覚を鈍らせることはありますが、慢性的な腰痛の改善根拠は限定的です。いずれも“やって軽くなる方”を短時間で活用し、結局は「安全に動ける条件づくり」を優先します。③⑤⑥

整体で実際に何をするの?

評価

  • 立ち上がり・前かがみ・歩行など、痛みが出やすい動作を一緒に確認
  • 荷重の偏り(片足に寄る、つま先orかかと過多)、呼吸の浅さ、足のアーチ低下をチェック

整える

  • 骨盤・背骨・股関節・胸郭の連動をやさしく誘導し、過緊張部位はゆるめ、働きにくい部位は目覚めさせる
  • 足の精密測定→合う靴の提案→インソール調整(必要時)

続けられる環境を設計

  • 「これなら毎日できる」を一緒に作る(長時間のセルフケア課題は出しません)
  • 静的ストレッチや水中歩行・自転車漕ぎ・過剰な筋トレなど、当院の方針で逆効果になりやすいものは基本的に勧めません

こんな方は医療の受診を先に

発熱・がんの既往と急な体重減少・排尿排便の障害・脚の著しい筋力低下やしびれの悪化などは、まず整形外科へ。危険がないことが確認できれば、医療+非薬物の併走が現実的です。②④

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参考文献・ガイドライン

  1. WHO. Guidelines on chronic low back pain (2023). 慢性腰痛は〈ホリスティックで人中心〉の非薬物ケアを推奨。
  2. NICE. Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management(NG59, 2020 update). 画像の乱用を避け、運動・自己管理・心理社会面を含む統合ケアを推奨。
  3. ACP. American College of Physicians Guideline(2017). 急性〜亜急性は温熱・手技・鍼など非薬物を優先。
  4. JOSPT. Interventions for Acute and Chronic Low Back Pain: CPG 2021. 運動療法・教育・手技の適切な組み合わせを推奨。
  5. Cochrane. Superficial heat or cold for low back pain(2006). 温熱は短期の軽減に中等度の証拠。冷却の証拠は限定的。
  6. (総説)Briggs AM, 2025. WHOガイドライン解説論文. 2023年WHOガイドラインの臨床的含意。

執筆・監修/最終更新

  • 執筆・監修:整体院 導 代表・石川(柔道整復師〈国家資格〉)
  • 取り組み:全国の施術家に技術講師/YouTube登録者3万人超
  • 免責:本記事は一般情報の提供であり、診断・治療は医療機関で実施されます。記載の施術は医療行為ではありません。
  • 最終更新:2026-01-09
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