段々寒くなってくるこれからの季節、特に女性はスパッツやレギンスなどを履く機会も増えてくるのではないでしょうか?
実はそのような密着・圧迫感のあるものを履いていると、膝痛が治りにくい要因となる場合があります。
今回はなぜスパッツやレギンスが膝痛に良くないのか?についてお話していきますね。
ポイントはお皿
ここで大事なポイントは膝のお皿(膝蓋骨)になります。膝は脛骨・腓骨・大腿骨・膝蓋骨の計四つの骨で構成されますが、膝蓋骨が滑らかに動くことで膝の動きをサポートしてくれます。
ところが、スパッツやレギンスなど締め付けの強いパンツ類を履いていると、膝のお皿がギュっと押さえつけられてしまいます。
すると、膝のお皿の滑らかな動きに制限がかかり、膝関節がスルスル動かず、摩擦によるストレスが加わり続け痛みが慢性化しやすくなってしまうんです。
よく『冬になると膝が痛む』とおっしゃる方がいますが、それは寒くなって筋肉が固まるから…ではなく、冬になると履くスパッツやレギンスで膝のお皿が圧迫されているせいかもしれませんね。
対処
対処は単純でゆとりのあるパンツ類を履くということです。実際に、これまで僕が担当させていただいた患者さんの中には、スパッツを履くのを止めてもらっただけで、膝の痛みが軽減した方もいます。
もちろん、全ての膝痛の原因がこれらにあるとは言いませんが、回復の妨げになっている可能性は十分考えられますので、普段スパッツやレギンス、さらにスキニーパンツなど圧迫感のあるものを履かれる方は是非参考にしてみてくださいね。